ビリー ミネ   昆布に塩


昆布に塩 (08.01.06up)

第12回「名曲」

明けましておめでとうございます。

珍しくミュージシャンらしい話をしようかなと。
我らビリーは今年早々
1/16に初のフルアルバム『Bouquet』を発表します。
初のフルアルバムということでハリキリ過ぎて大量の曲を作ってしまいました。
ビリーは他バンドに類を見ない程曲出しのペースが早いです。
なにしろメインコンポーザーの僕が枯れ知らず、湯水のように曲が湧いてくるのですから。

さて、本題といきましょう。

大人コラム『昆布に塩』で今回語るは
「名曲とはなんぞや?」です。
名曲とヒット曲は同でありて異なるものと、ここらへん難しいのです。
ポップスとクラシックではCDの売れ方も違うので優劣のつけようもなく、
しかしながら大勢の人間に支持される曲にはどこか説得力と魅力がどこかにあるのです。
でも“隠れた名曲”てな言葉があったり、
個人単位の思い入れの強いがあまりその人にとっては名曲だったりもする。
少し前にサウンドプロデューサーにヒット曲の法則を幾つかレクチャーしてもらった時、
素直に納得できる事が多かったり、そんな事に縛られたら新世界の暁は来ないぜ、と思ったり。

そうやって色々考えると
“名曲の定義”は非常に難しいのです。
だからと言って「聴いた人が名曲と思ったら、その人にとって名曲」
という言葉で終わらせてしまったら物書きとしての資質が問われるので
オレなりの“名曲の定義”をしてみようと思うのです。


…が、長い間、頭を捻れどなかなか万人をある程度頷かせる形が出てこない。
ふとね、スタジオに向かおうと池袋の駅前を歩いていると携帯ショップから
やたらと大音量でとあるポップスが流れてくる。あ〜、良い曲だなぁ。
レコーディングで大量の音を浴びていたのにこうやってまた違う良質な曲を聴くと心が揺さぶられる。

こんな風に誰かの耳に入った瞬間にその誰かを心を動かす曲をいつかはオレにも作れるのだろうか?

これまたレコーディングであんなに大量に曲を作ったオレが飽きずにまた曲を作りたいと思い始める。
結局
“名曲”って言葉は“評価”じゃないんだな、と。

“褒め言葉”なんじゃないかなと。
“褒め言葉”も“評価”じゃないか?という話になってくるとまたややこしくなってくるのだけど。

つまりは曲を作る人間は果てしない目標ではあるけど
それはラーメン屋の親父が自分の作ったラーメンは美味しいか?美味しくないか?
としかめ面で味見したところでお客さんの「美味しい!」という笑顔を見るまで心が救われないのと同じかなと。

ここで安直な言葉ではございますが
“ヒット曲は作るもの、名曲は生まれるもの”
という形で締めようかなと思います。
自分でも釈然としない内容ですが仕様がない。
宇宙のような数ある音楽の中に我一番輝かんと星を投げ込むような行為を繰り返しているのですから。
今年もヨロシク。

ミネムラ。




昆布に塩 (07.10.01up)

第11回「下ネタ」

こんにちは、こうしている今も日一刻と時間が経過していくわけで。
だれもが気付かぬ内に年齢を重ね、オッサンオバハンになっていくのです。
時間は誰にでも平等に流れて行きますからね。

んで、オッサンになるにつれ、ついつい口走ってしまう事それは…
“下ネタ”です。
この下ネタというヤツは時に
“セクハラ”という汚名を着せられ発した人間の社会性が奪われてしまう事がありますが、はたして下ネタ全てがセクハラなのか?本当に下ネタはオッサンになると増えるのか?をここで考えてみたい。

例えば中学校教諭の中年が給食の牛乳を残そうとする女生徒に向かって「そんな事じゃボインになれないぞ!」と愛嬌タップリに言ったところで女生徒はドン引きである。しかしながらクラスメイトの男子が「そんな事だからオマエはペチャパイなんだよ!」と言うとセクハラどころか甘酸っぱい爽やかさえ感じられる。この差別!例えばオッサンはニヤニヤした目付きで言うからいやらしいと言うが反ってムスッとした顔のまま下ネタを言うのも言語道断である。

かくゆうオレも女性関係者の間で
“下ネタ王”として警戒されるがオレ自身から言わせてもらえれば中学二年生くらいからノリを変えてるつもりはないのである。だから反対にバンドマンからは「中学校の先輩並みのアホ」だと支持される事も多い。

さあ、さて、詰まる所、一つの仮説ができる。
「良識な大人は下ネタを言わない」という事である。
というとアレか?少年の心を持った大人は女子に忌み嫌われるって事すか?だが、その領域を遥かに越え、小学生並みにチ○コだウ○コだ繰り返しほざいても、女性タレントにニヤニヤしながらスケベな事を言っても国民から愛され続けている人がいる、その名も
“志村けん”。彼は有名人だから許される事はない、だって総理大臣が同じ事言ったら大問題だもの。

彼はそれでも尚なぜ愛されるのか?それがわかった時オレの下ネタも愛されるであろう。

目指すは志村先生。

どうかオレに下ネタを言われた人はオレが志村けんを意識しているんだと思ってくれ。
そして街で見掛けたら
「ミネムラー!後ろー!」と声を掛けてほしい。ヨロシク。

ミネ(ビリー)




昆布に塩 (07.09.05up)

第10回「ゲーム」

夏もいよいよ終わりですね。如何お過ごしでしょうか?ミネムラです。
ビリーの夏は全国アチラコチラと行きライブをやらせていただきましたがその中で気付いた傾向があります。

多くのバンドマンが楽屋で“ゲームに夢中になっている”という事です。
ゲームといってもトランプやハンケチ落としとかじゃないよ、
あのPSPだかDSだか言った類いの所謂“ファミコン”みたいなヤツね。

これは声を大にして言いたい…

やめろ!

友達のゲーム機のディスプレイにステッカーを貼るなどして抑止してきましたが次から次へと溢れ出てきやがるのでキリがありません。全くモンハンだか蒙古斑だか知らねぇが「これをやってると友達が増える」じゃねーよ!アホ!そんなんやらねーと友達も作れんのかよ。プレイ中に大して会話もしとらんがな。

っととと…、少し取り乱してしまいましたがそもそもオレ自身がゲームというものをやりません。『ドラクエ』でのコントローラーの操作方法もわからない位です。取り敢えずのバンドマンの皆さん、楽屋でゲームをやるならば最低限以下ののマナーを守ってください。

1.椅子を占領しない。
  ウチのメンバーなんて立ってメイクしてる時がありますからね。オメーらもちゃんと言えよ!と。

2.音量はゼロにする。
  こんなん楽屋じゃなくても当たり前だろ。

3.コンセントを使わない。
  ドライヤーやアイロンが使えねーだろーがー!っつーか全てが当たり前過ぎて文章にしててアホらしく思うわ。

んで4つ目!これが一番大事かも。4.暗い!とにかく暗い!
  逆にゲームでばか騒ぎされてもこれはこれでムカつく。のであくまでゲームなんて“娯楽”の範囲である事を忘れない。 なんかさーゲームをやる為の時間を作るのとか暗いぜ…。まだブログを1日に何度も更新する子達の方が生産性があって価値を感じるよ。

現在、世の中に『セカンドライフ』って仮想社会があるのご存知?大手企業なんかが参加して世界的に盛り上げようとしていますが、ありゃあゲームにハマってる子はその内すぐにハマるよ。ヘタに現実の通貨に換金できるものだからその内現実社会に引きこもりが溢れ、仮想と現実の(貨幣価値も仮想の方が高くなったりして)区別がなくなり。そしてそして先には脳髄から直接コントロールできるようなシステムができたら『マトリックス』の世界のできあがりと。んである日、
何かが原因してサーバーがダウン。はい、人類滅亡のできあがりと。そうゆう話。


ミネ(ビリー)




昆布に塩 (07.08.01up)

第9回「夏」

やー、スッキリと!一ヶ月お休みをいただきまして、今回の大人コラム『昆布に塩』ははりきっていくぞー!
オー!…と独りきりのシュピレヒコールを高らかに響かせる次第であります。

ではー、今回のお題ですが、『暑さにおける大人の生活スタイル』。

だって8月ですよ、猛暑真っ只中、皆さんどうお過ごしですか?「暑い暑い」とアクティブさを失ってませんか?
水分ばっか摂って食欲不振になってませんか?

イカンなー、イカンイカン!そんなもったいない事をしては。
生物体というものは本来太陽が燦々としている季節に生きるものなのですから。

例えばフジロック、アレはイイ。…行った事ないけど。
音楽と自然のラブ&ピースに満ちているではないですか!…行った事ないけど。
やれ日焼け防止やらやれ汗臭さなんて誰も気にしませんから。
全日参加する人なんかは風呂も入らず川で水浴びするらしいですよ。
アレは素晴らしい!…行った事ないけど。
あと京都ね、京都なんかね、涼しかないですよ。むしろ地理的にはガツンガツン暑い地域です。
それでも半ば意味の無い日傘を差して、和菓子屋でクズキリなんかを食べて納涼をするのですよ。イイじゃないですか。ハワイや沖縄だってそうですよ!
暑いからこそ皆でアクティブにテンションを上げてフラダンスや琉球音楽を楽しむのです。

やっぱね暑い時こそテンションを上げなきゃダメですよ!
猛暑の夜はオープンスペースになっているタイ料理やインド料理を食べて発汗しなさい、その時のマンゴージュースは最高に美味しいから。そんなね、エアコンが寒いくらい効いている居酒屋でサワーなんか飲んでも思い出の一つにもなりゃしないですよ。
どーせ大好きな男子と花火大会に行く時は浴衣にしっかり帯締めて、人混みの中をわざわざ歩くんでしょうが。そのテンションを季節中ずっと保ったらイイんですよ。
じゃなきゃね年間計画として心も身体もうまく新陳代謝されませんよ!
夏はあっちゅー間に終わりますから。人生80年だとしたら80回しか夏は体験できませんよ!
ビキニなんか着て、白い砂浜を走れるのなんてその内の何回ですか?ピチピチ生きなさい!

若者よ!

夏はイイぞ!

しかしながらクーラーでガンガンに冷やした部屋の中で「寒ィ…」とか言いながら毛布にくるまって寝るのも好き
だったりするミネムラでした。


ミネ(ビリー)


昆布に塩 (07.06.17up)

第8回「雨」

 こんにちは、梅雨入りしてしまいました。そして原稿も遅くなってしまいました。どうにもなってませぬなー。
梅雨という季節は本当にイライラするもので、夏大好き、日射し大好きのオレにとっては雨の日は起床してすぐカーテンを開けずともその倦怠感で察する事ができます。

  雨の日はオレがあまり機嫌がよろしくないのをメンバーも知っていてメンバー全員でテンション低めです。オレなんかは生まれながらのV系バンドマンだもんで直毛だから別にどうって事ないですが養殖の方々はちょーっと髪が湿ったくらいですーぐビクビクしてストレートヘアアイロンかけますからね。ホント大変そうですよ。

  しかしながら雨を憎んではいけない事はわかります。水日照りが招く恐ろしさは大体想像できますからね。
じゃ、そんな雨嫌いの僕らは雨の日にどうあるべきか?を“大人の楽しみ方"として考えてみましょう。
 例えば体育祭や町内祭りなど皆が外に出てる時の夕立。アレって逆にテンション上がらないですか?皆でズブ濡れになってワァワァ言う感じ。逆に気持ち良いですよね。アレは何ででしょう?
 例えば好きな人に告白するシーンや決闘シーンのクラマックスに雨がザンザン降ってるとドラマチックになりますよね?アレはなんででしょう?雨は恵みでもありますが、人間社会においては効果でもありハプニングだったりもするんです。つまりはアレっすよ…、アレ…、…テンションだよ!テンション!。

 …………。

  …最悪だ。まさか自分が「テンションだよ!テンション!」で物事を片付けるような人間になろうとは…。
あと、アレだ!皆で濡れれば良いんだよ。傘とか屋根とかとっぱらってさ。…。

  というわけで今回はとてもみすぼらしいコラムになってしまいましたが来月は〆切を守りつつ。内容も説得力のあるものを書く事を約束します。ちなみにかの松尾芭蕉はその風流に触れたいがためにわざわざ梅雨時に旅に出たそうですよ。

  あと高校ん時のネイティブの先生が「梅雨は“to you"、あなたのためよ」とわけわかんない事も言ってました。


ミネ(ビリー)




昆布に塩 (07.05.01up)
第7回「五月病」
皆さん、五月病ですか?別名・被害妄想病ですか?
そんな事言ったら本当に五月病に悩み苦しんでいる人に恨みを買うかも知れませんな。

しかしながら現実社会は消えません。
新生活、新環境、新秩序の中で想像以上に自分の居場所がない、自分が期待されてない、ような錯覚に陥る季節だったりします。
気候が爽やかな分、むしろ社会からの疎外感に虚無を悟ります。
特にこの春からの上京組には辛いでしょう。
どこかへ遊びに行こうとも“自分は田舎者”というコンプレックス。
故郷の街で出歩けば誰かしら知人に会ったのに都会では自分に興味ない人ばかり。
なまじ故郷でイキガッテいた人ほど痛感するでしょう。とかいって殆んど自分の体験談です。

ここでズバリ言いましょう!

都会が楽しくなるのは三年目からです!

これはオレの周りの人間の様々なケースを統計して出した結果なので信憑性があると思います。
オレにとって一番残念なパターンは短大や専門学生でせっかく上京したのに丸二年の卒業と共に故郷へ帰ってしまう人です。
大概が「都会はとにかく寂しかった」「住む所ではなかった」という感想。
逆に都会に残らざる得なかった人、四大生は故郷に帰りたがりません。
まー、就職や実家、生活経済の都合上帰らざる得ない人もいますが大体が「都会が良かったなー」と言います。
そしてその殆んどが“三年目から遊びのペースができた”と言います。なんで丸二年ではダメなのか?
五月病の話からちょっと話がそれたようですが意外にそうでもなく、つまりは“期待”と“現実”のギャップに悩むより“現状”と“新鮮味”に馴れ親しむ事です。
例えば最寄りの駅、上京したての頃は通う事がとても違和感だったのに丸二年もすれば愛着が湧くはずで、それを認められなくて故郷に帰ったってその駅を思えば不思議と郷愁が湧くんですよ。
始まりはいつだって0だという割り切りがあれば自分の周りに万物を求心する力が湧きます。
昔は100あったのに今は0だ…なんて考えちゃう人に明るい未来はないんじゃないかえ?


昔とあるビジネス成功者の人が言ってた、

「自分が凡人でないと信じるならまず一度は都会に身を落としてみろ、元からの都会人はそれだけで有利な事があると知るから」。

そこまでキッパリと都会を推奨して田舎生まれの俺達を威嚇する
その人は返って気持ち良かったね。それから田舎→都会→田舎→都会と居住を転々としたオレは一々環境変える事に不安を覚えなくなった。
手放す揃った環境はいつだって最初は0だったんだからと。


というわけで五月病打破の話からいつの間にか都会暮らしのススメみたいな文章になってしまいましたが、つまりはアレだよ!“人間は環境の動物”とはよく言ったもんだ!って話!

あ、あとね、これは逆説だけど「20代が楽し過ぎちゃうと婚期や出産が遅れるよ。
この世の楽しみなんて知らないままで結婚、出産した人のがある意味幸せだよ」と姉が染々言ってました。

ミネ(ビリー)



昆布に塩 (07.04.06up)
第6回「廻り合わせ」

4月になりましたね。出会いの季節です。新入生、新社会人にとっては新生活の期待に胸が広がる事でしょう。
新しい友達はできるかな?新しい恋人ができるかな?などと。
しかしながら気を付けなければならないのは初っぱなにどんな人種と仲良くなるか?です。
これによって今後少なくとも一年間のライフスタイル、もしくは一生涯のライフスタイルに関わる問題になるのです。

例えばこういうケース。

小学校卒業までは温かい家庭に育てられ、囲む環境もわりと上品なものが多かった少年。
ゆくゆくはそれなりの優秀な高校、大学に進み、安定した会社に就職して20代半ばで結婚〜などなどと幼きながらも何となく人生設計はできていました。
てゆうかそのくらいのビジョンにしか触れて来なかった。
中学入学してたまたま一番最初に隣の席にいたのは隣町のガキ大将、彼はその少年と育ちもまるで違うし何よりも積極的な性格なので少年に新しい刺激を色々教えてくれるわけですよ。
“人間は環境の動物”とはよく言ったもので少年は純粋が故にそのガキ大将の価値観に染まっていくわけですな…やがて…ヤンキーへと。
高校進学なんてクソくらえ!みたいな。

んなアホな?と思う方もいるとは思いますが満更あり得ないわけではないです。
だってですよ、公立の中学ではクラス分けの時にデブとヤンキーは平均的に各クラスに割り当てられるのですから。
たまたま隣の席に座って、たまたま仲良しになる人間の影響力が強ければ強いほど人生歯車が狂う状況は増えます。
影響を与えた人間との関係が悪化すればイジメの対象になってしまう事もあるし最悪環境のギャップで自殺に向かう事も。

別にヤンキーでなくてもオタクだったり、ゲーマーだったり、そうそう!バンドマンだったりね!
オレだって小学時のクラスメイト西沢君にバンドというものを強引に推し進められ洗脳されなければ今頃親の跡を継いで接骨院を迷いなくやってましたよ。

恐ろしや新生活の出会い。
親が軌道修正しようとしても生半可なやり方じゃ無理です。
だって親だってその子に与えた分くらいの価値観しかないから。
それ以上の刺激からを目を醒まさせる更なる刺激なんてなかなか探しだせないでしょう。

別にヤンキーやオタク、バンドマンの道が悪い道ではないので…たぶん…それも人生かなと思うのですが。
それでももし自分や周りの知人がその想定外の人生を歩み出してる事がマズイと感じるようでしたら軌道修正をさせるアドバイスとしてはですね。

海外に行きなさい、行かせなさい。あと男子はジャニーズに行かせなさい。

アソコは良い。

ミネ(ビリー)



昆布に塩 (07.03.02up)
第5回「感受性」

意外にも?このコラム、好評なようで気分的にもノってきました。いや、別に今までノリ気じゃなかったわけではないですが。

さて、それではじゃあ今回のテーマは何にしようかな?なんて考えてますと単純にモラルを知らない若者に対する愚痴を並べる方向になってしまいます。
それではこのコラムの主旨とズレてしまうのでそこらへんは気を付けねばね。あくまで素敵な大人になるためのレクチャー的要素でまとめなきゃなのです。
しかしテーマを考えれば考えるほどどうしても前回、前々回の勢いに任せ切り口が単一方向に向かいそうになります。
これは物事を受け取る側にとっても同じ事が言えて自分の構えた姿勢を変えようせず相手が投げたボールが自分のミットに入らなければ相手は全てノーコンと決めつける。これは非常によろしくない大人へのステップです。

例えば映画鑑賞。映画にも様々なジャンルがありまして娯楽物があれば歴史物、映像美メイン、CGメイン、原作により忠実にと作られるものもあれば反対に映画オリジナルの脚本で作られるものもあります。それぞれの映画にそれぞれの一番主張したい部分が必ずあるはずなのでそこを汲み取らなければなりません。
つまりは一つの映画に全てを求めて、足りない部分を一々アゲアシとっていたらエンターテイメントを楽しめなくなってしまうのですよ。

音楽に例えれば歌ものメインのバンドに「ヘドバンできないからつまらない」とかポップメインのバンドに「重さが足りない」と言っちゃうノリです。
まー最終的な好みは人それぞれなので任せますが(オレなんかはホラー映画とか絶対見ないし)映画なり音楽なり触れる機会があるものはまずその作品、アーティストの一番主張したい部分、長所を見つけだして理解の方向へ思考を駆け巡らせ、その部分にどういった拘りを見せてるのか?に焦点を合わせてみてください。
映像美を追求した映画で多少ストーリーに稚拙があったとしても長所が短所を補えていればよしというポジティブ鑑賞。
それは自ずと自身の感受性が豊かになり感想などを述べる際のボキャブラリーも増えたりします。
んでやがて脳ミソの詰まった素敵な大人へと成長していくわけですな。

ストーリーも演出も俳優もセットも小道具も映像処理も笑いも感動も全て完璧!
なんて映画はホント稀です。
でもその中の一つでも讃えるに値する部分を感じられればそこに価値があると思います
。バンドも然り。
同じく稀に提供する側に主義主張がまるでないエンターテイメントも存在します。そーゆーのは捨て置いてください。

ミネ(ビリー)

昆布に塩
第4回「自慢」

皆さん、肌しみる寒さのこの季節どうお過ごしですか?とは言うものの今年はあまり寒くない冬ですね。
関東圏に限ってなんでしょうか?ちなみに雪はまだ見ていません。

さて新年になりまして我らビリーのオフィシャルHPの[メンバープロフィール]のコンテンツもリニューアルしました。
その中に「10のキーワード」という項目がありまして、ま、いわゆるメンバー個々人が各々で自分と言ったらコレ!と言うものを10個あげてるわけです。細かい部分はオフィシャルHPを見ていただくとして私はその10の内大半を「自分に厳しく、他人に厳しい」苦言を掲げました。

そもそもオレには大っ嫌いな三大自慢と言うものがありまして「寝てない自慢」「疲れてる自慢」「忙しい自慢」がそれにあたります。それに付随して「風邪ひいた自慢」「頑張ってる自慢」「適当自慢」があります。バンドマンという輩をこれらを挨拶代わり、言い訳に多用してくるわけですよ。それがステイタスなんだかヘラヘラと主張しあうのです。イライラ…します。具体的にこうゆう内容で時間や体力を費やしていて充実してますといった内容ならオレも汲み取れるのですが、とりあえず「いや〜、昨日から寝てなくて〜」なんてライブ当日に言われたら「コイツ真剣勝負の日にアホや」とくらいにしか思わないし。「ずっと風邪ひいてて〜」とか言われても「オレは風邪ひいた事がないので気持ちがわかりません、ゴメンナサイ」としか返せません。しかも別に遊んではダメとは言わないですがそういう事を自慢するヤツに限って女がどうだとかあのゲームのサブイベントがなんちゃらとか日々の娯楽が豊富なんですよね。すげぇなって。

あのね、こんな事を言ったら色んなバンドマンを敵に回すかもだけど、いつも「バンドが忙しい」って理由で断られてる女子の皆さん、バンドマンはそこまでは忙しくないですよ。オレが言い切ります!オレ、ビリーのほぼ全曲作ってるし、フライヤーからジャケのデザイン、イベントがあったら企画・ブッキング・精算、果てはバンドの広報や雑務、等々、リリースやオンリーが近くなったら作業の全てが倍の量をこなしておりますが適度に食事を楽しんでいるし、それなりに睡眠もとる。週刊少年ジャンプも毎週読むし、月に2〜3本の映画鑑賞も欠かさない。ブログだってほぼ毎日更新するし、今後のバンド設計も着手できる。ね、時間なんていくらでもあるんです。

ただバイトを命がけでやってる人は別、これは色んな生活水準の問題だから何とも言えない。でもね、最近、ちょっとはそれらの自慢も必要なのかも…とも思う。だってヘタに強がって作業が回らなくなって周り迷惑かけたら意味ないもの。そこらへんも大人の塩梅ですな。

ミネ(ビリー)



昆布に塩
第3回「飲酒」

というわけで3回目の大人講座です。今回のテーマは『飲酒』です。
というか「イイ大人が酒なんて呑んでんじゃねーよ!」布告です。
や、もっと具体的に言ったら「イイ大人が酒の力借りて都合良いようにハメはずしてんじゃねーよ!」厳言です。
ぶっちゃけですね、私事に近いんですがオレは酒は一切呑めません。ので酒呑みの気持ちなんてまるで理解できないわけで。

敢えてその理解と羨ましさがあるとしたら前回の話にも繋がる「美食」という部分でワインや日本酒などいわゆる銘酒と呼ばれる品をを堪能し世の歴史と文化に触れてみたかったりします。しかーし、実際民間の酒風習と言えばどうだ?公道に嘔吐はする、電車内で悪臭は放つは大声で喋るわ、街中で何を勘違いしてか気が大きくなった気になって喧嘩始めたり異性に絡んだりする。一番始末に負えなえいのは酔いから覚めた時に「覚えてない」で許されると思っていて、しかもまかり通ったりする。それでそれをまた後々に武勇伝のように語りやがる。
これって酒を呑まない人間からしてみたら社会秩序を乱す大きな要因をどうして日本政府は寛大に容認するのか?
と憤りを隠せないのです。

現代喫煙者に対して締め付けが社会的厳しくなっていますが喫煙する事によって女性のケツを触るか?店員に対して横柄な態度をとったか?路上の吸殻を踏むのとゲロを踏むとの不快感の大きさの差を考えてみ?夫婦生活や子育てが上手く行かない理由に飲酒が原因している事もかなり大きいぞ、喫煙する事によって交通倫理が乱れたか?タバコは「百害あって一利なし」だと?ふざけんな、じゃあなんで喫煙者は好んで吸うんだ?それだけで精神的利益があるじゃねーか!でもって酒は「百薬の長」だと?じゃあなんでオレの叔父は肝硬変で死んだんだ?

“長”でも何でも無いじゃん!別にだから喫煙を認めろと言うわけでないよ、そりゃ喫煙による害は確かに否定できないしね。
完全に飲酒を制限しろというわけでも無い、かつてアメリカで禁酒法ができた時それはそれで社会秩序が崩壊した史実もあるし。
でもよ最低喫煙と同じくらい飲酒する環境を隔離してほしい。うーんつまり、何の為に「お酒は20歳から」と義務付けられているのかをもう一度シッカリ考えて飲酒をしましょう。大人としての理性を保つ事ができない人はまだまだガキなので飲酒してはいけません!“20歳”てのはあくまで数字的目安で法が定めたのであって社会を守っているのは実際法よりも倫理のが大きいと言う事を知りなさい。ではまた。

ミネ(ビリー)



昆布に塩
第2回「食べ物の好き嫌い」

こんにちは二回目ですね。今回、みなさんが素敵な大人になるためのテーマは「食べ物の好き嫌い」です。
エエ…、エエ…、わかります、誰もが人間ですものね、好き嫌いの1つや2つはあるでしょう。
オレだって実はありますが自称・好き嫌いなしで通してます。
しかしそれって子供の頃の記憶で物を判断していませんか?
もはや先入観レベルの食わず嫌いみたいな。

大人には大人になってから美味しいと気付く“大人の味覚”というやつがあるのです。
それに気付くのにはきっかけがないとその後一生損をするする事になります。
じゃあどんな食材が?という話になるのですがそこは敢えて触れないでおきます。
だって人間が食べているこの世の食材で美味しくないものなんてないのですから。

ここでピントを合わせるのは“味付け”。
みんさん食べ物の美味い不味いを甘い、辛い、酸っぱいがハッキリするしないで決めたりしてないですか?
カレーは辛くなければ美味しくないとか、餃子はニンニクの味がしっかりしてなければ美味しくないとか。

そういうのをね「お子ちゃま舌」っていうんですよ。

“逆ダイやヘドバンばかりのバンド”=“カッコいいバンド”、 “面白いMC”=“楽しいライブ”と判断してるヤツと同じレベルです。
野菜、肉、魚、乳製品が本来持ち合わせている旨味ってものはとても繊細でありながらも奥深いものなのです。
だもんで過剰な調味料で味付けなんてしようものなら本来の味なんてわかったもんじゃない。
さらに言えばその調味料それぞれにだって僅かなスパイスとして存在する意味がある個々の旨味があるのです。
それを大量に摂取したら味の一面しかわからないですよ。七味唐辛子だって適量で上手く扱えば“七味”が“七味”である由縁がわかります。
吉牛の豚丼、汁だくにして七味をやたらかけて更に卵に醤油かけてぶっ込んだりしてません?
大人ならそれ良くないすよ。メーカー側が研究に研究を重ねた“規定量”ってもんが一番絶妙なバランスなんです。
たまぁに店員が規定量守ってない時があるますが、そん時はブッ飛ばしたくなりますよ…大人ですけど。

「好き嫌い」から少し離れてしまいましたが要するに世の食万物は奥が深く広いのですからもっと自分の型の味に全てをはめず新たな理解と発見を求めたら如何なものかと。
「何かの型にはまりたくない!」とか言ってる内はバッチリとガキの型にはまってます。
大人は様々な型に柔軟的にはまってはその良さを堪能できたりするのです。

オマエの勝手な好き嫌いでみんなの食べる場所限定すんじゃねーよ!みたいな。ではまた次回。

ミネ(ビリー)

昆布に塩
第1回「歩行姿勢のススメ」

初めまして、こんにちは、ビリーのミネです。コラムを引き受ける事になりまして、どうせやるならダラダラと主軸のない事を書いてもしょうがないのでいつも如くテーマを決めようと考えみたのですがズバリ「素敵な大人生活」でいこうかなと。
ビリー自体は思春期、反抗期の少年をコンセプトに大人なんてクソ喰らえぐらいのノリで活動してますが大人になるとこんな事に気付けて嬉しいって事もあるわけです、ハイ。
皆さんより少し長く生きているオレが言うだから間違いありません。
それらを一つずつ紹介してみようかなと。

ちなみにこのタイトル「昆布に塩」。
昆布に塩をふりその浸透圧作用で旨味が溢れでるのよね〜、と想像できた人、あなたは結構素敵な大人ですよ。
そこに鰹節と煮干、これで和風のダシを語りましょう。

ハイ、では第1回目は「歩行姿勢」です。普段オレは他人の猫背が気になって仕方ありません。
背筋を伸ばす、つむじを真上に引き上げるように顎を引き、少し鳩胸じゃね?ってくらい肩を開き、踵から爪先の順で地面に着くような歩き方を意識的にする事で身長が5近く高く見え、どんな服装でも見栄えし、肉体的に健やかになり、活動がスピーディになり、他人対して自信を持って接する事ができ、女性でいえば胸が大きく見え、お腹が凹んで見えるのです。
けっして大袈裟ではありません、ホントに心から世界観が見違えます。
少年期にはポケットに手を入れ、思いっきり猫背で他人にガン付けてればカッコイイと思ってしまう年頃もありますが、そんな生意気な少年もピシッとしたスーツで颯爽と堂々歩く大人と対した時には自ずからたじろぎを感じてしまうものです。

かくいうオレも少し気を抜いていたり、体力的に疲労を隠せない時とか、落ち込んでる時、重いバッグを持っている時なんかは猫背になってしまう傾向があります。
そんな時にも心の中では「うわぁオレ今、猫背でダセェ!」と感じてそして背筋を伸ばそうとします。

つまりですね、それだけ意識しなければならないという事なんです。
「無意識の内に猫背になっちゃう」のは当たり前なんです。
ほとんどの人間が背筋より腹筋の方が発達しているボディバランスなんですから。
だからこそ意識して姿勢を直さなきゃです。「猫背はダサい」と「姿勢に気を付けろ」と。
そうすればいつの日か美しい歩行姿勢が習慣化するはずです。
そこからが文字通り「少し背伸びした大人の世界」新しい人生観の始まりです。
てな感じで第1回はこれで終わり。実際このコラムにピンとくる人なんてどの位いるんだろうな…。

ミネ(ビリー)